WEKO3
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戦前における日本人の食肉嗜好を鶏肉が支えていた : 「聞き書・日本の食生活全集」記述データの数量化による解析
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名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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nsb_27_1_7.pdf (1.8 MB)
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Item type | 学術雑誌論文 / Journal Article(1) | |||||
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公開日 | 2021-03-31 | |||||
タイトル | ||||||
言語 | ja | |||||
タイトル | 戦前における日本人の食肉嗜好を鶏肉が支えていた : 「聞き書・日本の食生活全集」記述データの数量化による解析 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | journal article | |||||
著者 |
本間, 伸夫
× 本間, 伸夫× 立山, 千草× Honma, Nobuo× Tateyama, Chigusa |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 1945年における世界戦争の終結を境にして、その前後において日本人の食生活が劇的に変容したことは周知の通りである。 しかし、いわゆる戦前の日本人の食生活は、生産・流通などのデータに基づいて判断されたものがほとんどであって、家庭における食消費の実態について拠り所にできるデータとして、戦後に調査が開始された家計調査や消費実態調査に類するものは見当たらない。 このような戦前の食生活についてヒントを与えてくれると考えられる資料として「聞き書・日本の食生活全集」⑴があげられる。この全集(以下、聞き書と略称)は、1930年前後において家庭の食生活を実際に取り仕切っていた家人を対象にして、1990年前後において同一人から聞き取り記録したもので、同時にその家庭および地域の生活環境についても家人を含めた縁者から聞き取りをしている。 対象とする家庭は、予め地域性を考慮して決めた各都道府県あたり4 〜8 調査地点ごとに、それぞれの地域を代表する家庭に絞られ、その対象の選定や聞き取りには地域を熟知している生活改善普及員・食生活改善推進協議会員・地域の大学研究者などが当たっている。 著者らは、以上のプロセスから成立したこの全集には貴重な情報が組織的に集積されているものと考え、その情報に基づき、いわゆる戦前の食生活を解析できるのではないかと推察した。 一方、戦前から戦後にかけての食生活の変容のポイントの一つとして食肉消費の増加が挙げられており、現在でもその食肉嗜好は衰えることがない⑵。しかし、変容と言われながらも戦前の実態自身が漠としている所が多いので、厳密な比較は難しい。 以上の点から、戦前における食肉類の消費状況について、聞き書に盛り込まれている情報の数値化が可能か否かも含めて解析を試みることにした。 数値化は、目的とする肉食関連の用語が検出される調査地点を抽出し、そこで実施されている当該肉食の料理法を調べ、その用語が検出された調査地点数および料理数を都道府県ごとに集計し、さらに各都道府県に割り当てられている調査地点数に対する比率を求めることによった。 解析には、必要に応じて分散分析法とロジスティック回帰分析法を用いた。なお、ロジスティック回帰分析とは、複数の変数から分析を行う「多変量解析」の一種であり、質的確率を予測するものである。 その結果、食肉消費において、戦前では鶏肉の役割が圧倒的に大きく、牛肉と豚肉が極めて小さいことが数量的に把握できるなど、興味ある結果が得られたので報告する。 |
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言語 | ja | |||||
書誌情報 |
ja : 新潟の生活文化 : 新潟県生活文化研究会誌 en : Bulletin of Society for Life Culture of Niigata 巻 27, p. 1-7, 発行日 2021-03 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 1345-966X | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN10559099 | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | 新潟県生活文化研究会 |