{"created":"2023-05-15T08:13:19.547883+00:00","id":998,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"7bbc56bc-6914-4a1b-ac88-b2a1c04b59b4"},"_deposit":{"created_by":12,"id":"998","owners":[12],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"998"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:unii.repo.nii.ac.jp:00000998","sets":["9:78:128"]},"author_link":["3514","3515","3516","3517","3518","3519"],"item_2_biblio_info_9":{"attribute_name":"書誌情報","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2020-03","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"17","bibliographicPageStart":"13","bibliographicVolumeNumber":"26","bibliographic_titles":[{"bibliographic_title":"新潟の生活文化 : 新潟県生活文化研究会誌","bibliographic_titleLang":"ja"},{"bibliographic_title":"Bulletin of Society for Life Culture of 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)のような加工食品において、雪室貯蔵により品質保持・食味向上効果がみられることを報告している。 食品の機能は「栄養」、「嗜好」、「生体調節性」の3 つに分けられるが、高付加価値化のためにはそのいずれかの特性を向上させることが望まれる。上述のように、雪室は食品の保存性と美味しさに寄与することから、「栄養特性」と「嗜好特性」の両面で有効性を持つが、食品の三次機能である機能性の向上に関する報告は少なく、雪室を用いた機能性食品の開発もほとんど行われていない。筆者らは、越後妙高の地域特産物である辛味調味料「かんずり」に関して、雪さらしにより塩蔵唐辛子の食味が向上するのみならず、その抗酸化活性が増加することを報告した7 )。また、新潟県津南町の特産である雪下人参に関しても、抗酸化成分であるリコピンを多く含む京くれない人参を用いた機能性雪下人参が開発されており、高機能性とともに従来の雪下人参と同等の良食味を兼ね備えていることを報告している8 )。ここで、この機能性に特化するメリットとして、「健康ブーム」に代表されるような購買意欲への大きなアピール性が挙げられる。欧米では既に、食品ラベルにORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity、活性酸素吸収能)法9 )で測定した抗酸化性(ORAC値)が表記されており、消費者の購買意欲を促進する基準の一つとなっている。一方、農産物を含め食品には高い抗酸化性を持つものが多くあるが、この抗酸化性が雪室貯蔵でどのように変化するかについての研究例は少なく、抗酸化力を指標とした高付加価値化についての検討もほとんど行われていない。したがって、本研究では食品の機能性の中でも代表的な抗酸化作用に着目し、雪室貯蔵による農作物の成分と抗酸化性の変化を常温貯蔵および冷蔵室貯蔵と比較しつつ検討した。すなわち、比較的長期保存が可能な作物としてさつまいも類(黄色系:紅はるか、紫色系:パープルスイートロードとアヤムラサキ)を選定し、雪室モデルに1 ヶ月貯蔵した場合の抗酸化性の変化をORAC法で測定することにより、抗酸化力を指標とした雪利用貯蔵の有効性について検証を行った。","subitem_description_language":"ja","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_2_publisher_36":{"attribute_name":"出版者","attribute_value_mlt":[{"subitem_publisher":"新潟県生活文化研究会"}]},"item_2_source_id_10":{"attribute_name":"ISSN","attribute_value_mlt":[{"subitem_source_identifier":"1345-966X","subitem_source_identifier_type":"ISSN"}]},"item_2_source_id_12":{"attribute_name":"書誌レコードID","attribute_value_mlt":[{"subitem_source_identifier":"AN10559099","subitem_source_identifier_type":"NCID"}]},"item_2_version_type_18":{"attribute_name":"著者版フラグ","attribute_value_mlt":[{"subitem_version_resource":"http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85","subitem_version_type":"VoR"}]},"item_creator":{"attribute_name":"著者","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"神山, 伸","creatorNameLang":"ja"},{"creatorName":"カミヤマ, 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