@article{oai:unii.repo.nii.ac.jp:00001065, author = {堀川, 千嘉 and Horikawa, Chika}, journal = {人間生活学研究, The Bulletin of Society for Human Life Studies}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 生活習慣病は日本を含む世界的な課題であり、日本では、2020 年現在、高血圧・糖尿病・脂質異常症の罹患者は、成人の27%・15%・18%を占める。生活習慣病の継続的な治療において食事療法は治療の要であり、栄養指導の導入により医療費削減につながることが報告されている。しかし、栄養指導を実施する管理栄養士の配置は、病床数が100 以上の病院以外では必置義務はない。よって、本報告では、病床数20 床未満または無床である一般診療所(以下、診療所)における生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・高血圧性疾患)患者において、管理栄養士による栄養指導が実施可能な状況にあるか、厚生労働省が作成した、平成29 年 医療施設(静態・動態)調査・病院報告および平成29 年患者調査を用い、病床を有する病院との比較を行いながら検討を行った。結果、2017 年現在、日本における診療所数は、病院の12 倍にのぼり、うち無床診療所は全診療所の92.9%を占めていた。生活習慣病患者数は、外来患者および入院患者を合算した総患者数の14.6%を占め(104.4 万人/715.6万人)、生活習慣病患者のうち79.0%は、診療所を受診し、診療所受診者の99.8%が外来患者であった。医師一人当たりが診察する生活習慣病患者は病院医師と比較して診療所では6 倍であった。しかし、病院および診療所における管理栄養士の平均配置人数は、常勤換算でそれぞれ2.7 名、0.04 名と、診療所での管理栄養士の配置は非常に少ない状況にあった。以上より、生活習慣病患者の多数を診る役割を担う診療所において管理栄養士が十分に配置されておらず、診療所に通院する生活習慣病患者への栄養指導が困難な状況であり、対策が必要であることが明らかとなった。}, pages = {27--36}, title = {生活習慣病患者への栄養指導実施可能性から見た、一般診療所における管理栄養士配置状況の現状と課題}, volume = {13}, year = {2022}, yomi = {ホリカワ, チカ} }