@article{oai:unii.repo.nii.ac.jp:00001011, author = {山田, 佳子 and Yamada, Yoshiko}, journal = {国際地域研究論集, JISRD : Journal of International Studies and Regional Development}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 韓戊淑(1918-1993)は1948年に『역사는 흐른다』が『国際新報』の懸賞小説に当選したのち活発な創作活動を展開したことから、これまで『역사는 흐른다』が登壇作とされる一方、解放前の1942年、『新時代』社が募集した懸賞小説に応募して当選した『등불 드는 여인』を登壇作とする論評も見られた。しかし後者の場合、ただ当選の事実を述べるにとどまり、作品の内容には触れられていないばかりか、作品の存在さえも確認されていなかった。それは作品が公に発表されず、韓戊淑が解放後の随筆において記した『등불 드는 여인』というタイトルと、その当選以外に何も知ることができなかったからである。 その『등불 드는 여인』は2000年になって影印本が作られ、それが『灯を持つ女ひと』というタイトルの日本語小説であったことが明らかになった。しかしその後も日本語小説であること2 、影印本が自筆原稿419枚(400字詰)を印刷、製本したものであって解読が難しいこと3 などの理由により、作品内容の紹介、研究には至っていなかった。そのような状況の中、韓戊淑は1947年に朝鮮語で『등잔불 드는 여인』という小説を書き始めていたことも明らかになった。 本稿では『灯を持つ女』の内容を中心に、韓戊淑の創作活動の原点について探る。}, pages = {1--8}, title = {韓戊淑文学の出発点 : 日本語小説『灯を持つ女』を通して}, volume = {11}, year = {2020}, yomi = {ヤマダ, ヨシコ} }